Claude Opus 5.5 リリース - 値下げと4つの破壊的変更、effort デフォルト medium の移行ポイント

Claude Opus 5.5 リリース - 値下げと4つの破壊的変更、effort デフォルト medium の移行ポイント

作成日:
読了:約26分
更新日:
この記事を読む人におすすめPR / Amazonアソシエイト

当サイトは Amazon.co.jp を宣伝しリンクすることで紹介料を得る手段を提供する、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。価格・在庫はリンク先の最新情報をご確認ください。

2026年9月22日、Anthropic が Opus ティアの新モデル「Claude Opus 5.5」をリリースしました。API のモデルIDは claude-opus-5-5 です。価格は入力 $4 / 出力 $20(いずれも100万トークンあたり)で、Claude Opus 5 の $5 / $25 から値下げされました。公式ドキュメントのモデル一覧では「迷ったらまず Claude Opus 5.5 から始める」と案内されており、Opus 5 に代わる標準の選択肢という位置づけです。

ただし、Opus 5 のコードをそのまま向けると 400 エラーになる破壊的変更が4つあり、さらにエラーにはならないもののレスポンスの形が変わる点や、effort のデフォルトが medium に下がる点もあります。API を直接叩いている人、自前のエージェントハーネスを持っている人ほど影響を受けます。この記事では、仕様・価格・破壊的変更・ベンチマーク・提供状況・移行手順を、Anthropic の公式発表と公式ドキュメントを一次ソースに整理します。

リリース概要

項目内容
リリース日2026年9月22日
モデル名Claude Opus 5.5
API モデルIDclaude-opus-5-5(日付サフィックスなし)
コンテキスト長1M トークン(デフォルト兼最大)
最大出力128k トークン(Batch API はベータヘッダーで 300k まで)
価格入力 $4 / 出力 $20(100万トークンあたり)
信頼可能なナレッジカットオフ2026年6月
学習データカットオフ2026年6月
思考(thinking)adaptive のみ。常時オンで無効化不可
effort のデフォルトmedium(Opus 5 は high)
位置づけ長時間のエージェンティックコーディングとナレッジワーク向け
廃止予定2027年9月22日より前には廃止しない(Anthropic 運営プラットフォーム)

公式発表は Opus 5.5 を「ほとんどの作業で Claude Fable 5.1 に匹敵する」と説明し、既定設定での典型的なワークロードではOpus 5 より 40% 安く、出力の生成速度はOpus 5 より 30% 以上速いとしています。MacRumors は、Opus 5.5 を新しい 5.5 モデルファミリーの最初のモデルとして報じています。

NOTE

本記事のベンチマーク数値や性能・コストに関する記述は、原則として Anthropic 公式発表に基づく同社自身の主張です。第三者による独立検証とは限らない点を踏まえて読んでください。

価格: Opus 5・Fable 5.1 との比較

公式の料金ページに載っている値を並べます(単位はすべて100万トークンあたりの USD)。

項目Claude Opus 5.5Claude Opus 5Claude Fable 5.1
入力$4$5$10
出力$20$25$50
5分キャッシュ書き込み$5$6.25$12.50
1時間キャッシュ書き込み$8$10$20
キャッシュ読み取り$0.20$0.50$0.25
Batch 入力 / 出力$2 / $10$2.50 / $12.50$5 / $25
fast mode 入力 / 出力$8 / $40$10 / $50対象外

注目点は2つあります。

1つ目は、入力・出力の単価が Opus 5 よりそれぞれ20%下がったことです。Opus ティアの単価は Opus 4.5 以来 $5 / $25 で据え置かれてきたので、久しぶりの値下げになります。

2つ目はキャッシュ読み取りの倍率です。通常のモデルはキャッシュ読み取りが基本入力価格の 0.1 倍ですが、Opus 5.5 は 0.05 倍の $0.20 です。Opus 5 の $0.50 と比べると 60% 安く、上位の Fable 5.1($0.25、0.025 倍)よりも絶対額では安くなります。同じプレフィックスを何度も読み直す長時間のエージェントセッションほど恩恵が大きく、逆にキャッシュミスの相対的な損失は大きくなります。キャッシュを温かく保つ設計は プロンプトキャッシュとプリウォーミング にまとめています。

fast mode(リサーチプレビュー)は Opus 5.5 でも使え、価格は通常の2倍の $8 / $40 です。ただしClaude API のみで、Amazon Bedrock・Claude Platform on AWS・Google Cloud・Microsoft Foundry では利用できません。

なお「Opus 5 より 40% 安い」という公式の数字は、単価の差(20%)だけでなく、既定設定でのトークン消費の少なさを含めた典型ワークロードでの試算です。自分の用途で同じ割合になるとは限らないので、実際のコストは移行後に計測してください。日本円での見積もりの考え方は Claude Code のトークン消費と日本円コスト が参考になります。

Opus 5 からの破壊的変更

公式の「What's new in Claude Opus 5.5」は、Opus 5 で動いているコードに影響する破壊的変更を4つ挙げています。最初の3つは Claude Fable 5.1 で導入されたものと同じ仕組みです。

1. 思考を無効化できない

Opus 5 では思考はデフォルトでオンでしたが、effort が high 以下なら thinking: {"type": "disabled"} を受け付けていました。Opus 5.5 では思考は常時オンで、thinking: {"type": "disabled"} も、手動の予算指定 thinking: {"type": "enabled", "budget_tokens": N} も、effort に関係なく 400 invalid_request_error になります。

thinking フィールドを省略するか、等価な thinking: {"type": "adaptive"} を送ります。思考量を減らしたい場合は、effort を下げるのが唯一の手段です。思考を切ってトークンを節約していたルートは、low から試すことになります。

影響はリクエストの形だけではありません。max_tokens は思考と応答テキストの合計に対する上限なので、思考なし前提で絞っていた値は応答が途中で切れる原因になります。思考トークンは、既定の display: "omitted" で本文が返らなくても出力トークンとして課金されます。xhigh や max で走らせる場合、公式は max_tokens を 64k から始めて調整するよう勧めています。

2. 強制ツール使用が使えない

tool_choice に {"type": "any"} や {"type": "tool", "name": "..."} を指定すると 400 になります。token counting エンドポイントでも同じ検証がかかります。{"type": "auto"}(デフォルト)と {"type": "none"} は引き続き使えます。

代替は用途で分かれます。スキーマどおりの引数が欲しいなら auto のまま tool 定義に strict: true を付けます。JSON を取り出すためだけに強制呼び出しをしていたなら、structured outputs(output_config.format)へ移します。特定のツールを呼ばせたい場合は、プロンプトでいつそのツールを使うべきかを明示します。auto は呼び出しを保証しないので、呼ばれたかを確認して、なければ再試行する処理も必要です。

3. 思考ブロックがモデルと会話に紐づく(preserved thinking)

思考ブロックは生成したモデルを記録しており、読めるモデルが限られます。Opus 5.5 は Opus 5 以前の Opus・Sonnet・Haiku の思考ブロックを読めますが、Fable / Mythos 系のブロックは読めません。逆に Opus 5.5 のブロックを読めるのは、Claude API 上の Claude Fable 5.1 と Claude Mythos 5.1 だけです。

つまり、ルーターやフォールバックで Opus 5.5 から Opus 5 や Opus 4.8 に切り替えると、切り替え後のターンは Opus 5.5 の推論なしで走ります。読めないブロックは API 側で黙って落とされ、リクエスト自体は成功し、落とされた分は課金されません。

もう一つが会話への紐づけです。思考ブロックより前の system プロンプト、tools、過去のメッセージが変更されていないかを API が検査します。2026年8月31日 00:00 UTC 以降に作成されたアカウントでは、この検査がデフォルトで有効で、編集後の履歴に思考ブロックを再送すると 400 になります。対策は会話を追記のみ(append-only)に保つことです。指示やツールを途中で変えたいときは、履歴を編集せずに会話途中の system メッセージを使います。Claude Code、claude.ai、Managed Agents、Agent SDK はすでにこの形になっているので、影響を受けるのは自前で messages を組み立てているコードです。

4. computer use は toolset 形式のみ(Claude API と Google Cloud)

Claude API と Google Cloud では、旧来の computer_20251124 ツールを宣言すると 400 になり、computer_toolset_20260801 の toolset 形式だけが受け付けられます。ベータヘッダーを外し、name や画面サイズを持たない toolset エントリに置き換えたうえで、エージェントループ側もメンバーごとの tool_use ブロック(操作名がブロックの name になる)と、結果への toolset_name の付与に対応させる必要があります。

一方、Amazon Bedrock では computer_20251124 が Opus 5.5 でも引き続き動くため変更は不要です。プラットフォームによって扱いが違う点に注意してください。

エラーにならない変更

ツール呼び出しの間のテキストが thinking ブロックになる

Opus 5 では、ツール呼び出しの合間にモデルが書く短い進捗メモは text ブロックで返っていました。Opus 5.5 では、Fable 5.1 と同様に進捗更新用の thinking ブロックとして返り、既定の display: "omitted" では中身が空です。リクエストは失敗しませんが、この進捗をユーザーに見せていた UI は、ツール呼び出しの間ずっと無言になります。

進捗を受け取るには、thinking.display を "updates"(ベータ、thinking-display-updates-2026-08-18 ヘッダー)にするか、推論の要約も混ざる "summarized" にします。そのうえで、空でない thinking ブロックを直後の tool_use の前に描画し、ブロックは変更せずにそのまま送り返します。

effort のデフォルトが medium に

effort を省略したリクエストは、Opus 5 では high でしたが、Opus 5.5 では medium で走ります。また公式は、同じ effort 設定でも Opus 5.5 は Opus 5 より1ターンあたりの思考が多くなる傾向があり、特に xhigh と max で顕著だとしています。Opus 5 の設定をそのまま持ち込むとターンが長くなりがちなので、effort を明示したうえで、low / medium を含めて自前の eval で振り直すのが公式の推奨です。

安全分類器のカテゴリが増えた

Opus 5.5 はサイバーセキュリティに加えて生物学の安全分類器も動かします。さらに、モデルの内部推論を応答テキストに再現させようとするリクエストは reasoning_extraction カテゴリで拒否されることがあります。拒否は HTTP エラーではなく、stop_reason: "refusal" と stop_details を伴う 200 レスポンスとして返ります。

フォールバックは、サーバー側の fallbacks: "default"(ベータ)、SDK のミドルウェア、自前のリトライのいずれかで設定します。ただし reasoning_extraction で拒否されたリクエストはサーバー側フォールバックでは再試行されず、そのまま返されます。出力前の拒否が課金されるかどうかはカテゴリによって異なり、いずれにしてもレート制限にはカウントされます。

図表・スクリーンショットの読み取り精度

公式は、密なチャートやレイアウトに依存する図を、ツールなしでもかなり正確に読めるようになったとしています。以前のモデル向けに入れていた、画像を切り出して拡大させるような補助の仕組みは不要になっている可能性があるので、再テストの対象になります。

ベンチマークと能力

公式発表に掲載されている比較表から、主な数値を抜き出します。いずれも Anthropic 自身の測定です。

ベンチマークOpus 5.5Fable 5.1Opus 5GPT-6 Astra
Terminal-Bench 4.066.4%55.8%52.3%57.9%
FrontierCode v1.1(Main)54.4%50.3%48.0%53.3%
CursorBench 4.057.8%51.8%46.6%記載なし
GDPval-AA v2.1(Elo)1846173517081542
AutomationBench40.0%31.4%26.9%41.4%
Humanity's Last Exam67.7%65.6%63.6%57.2%
Terminal-Bench-Science 0.158.7%52.6%29.0%64.6%
OSWorld 2.081.8%80.7%74.0%記載なし
Chartography89.0%88.4%83.4%記載なし

表のうえでは、多くの項目で上位ティアの Fable 5.1 を上回っています。一方で公式は「Opus 5.5 と Fable 5.1 の差は、これらのスコアが示すより小さい」とも書いており、Fable 5.1 を置き換えるモデルではなく、ほとんどの作業で同等の結果をより安く出すモデルという書き方です。公式ドキュメントも、要求の厳しい推論や長時間のエージェント作業、あるいは Opus 5.5 を高い effort で走らせても自前の eval が届かない場合には Fable 5.1 を使うよう案内しています。AutomationBench と Terminal-Bench-Science 0.1 では GPT-6 Astra が上回っている点も表から読み取れます。GPT-6 Astra については GPT-6 Astra リリース を参照してください。

なお公式発表では、Humanity's Last Exam と Chartography の数値はツールあり条件での結果とされています。

公式ドキュメントは、能力が向上した領域としてエージェンティックコーディングとコードレビュー、ナレッジワーク、文章とコミュニケーション、図表などの視覚入力、computer useの5つを挙げ、詳細を「Prompting Claude Opus 5.5」ガイドにまとめています。各領域でのプロンプトの調整方法も同ガイドにあるので、Opus 5 向けに書いた指示を見直す際はそちらを参照してください。

提供プラットフォームと安全性

提供状況は次のとおりです。Opus 5 も引き続き利用できます。

プラットフォームモデルID
Claude APIclaude-opus-5-5
Amazon Bedrockanthropic.claude-opus-5-5
Claude Platform on AWSclaude-opus-5-5
Google Cloudclaude-opus-5-5
Microsoft Foundryclaude-opus-5-5

Claude アプリ側では、Claude の各アプリ、Claude Code、Claude Cowork で提供されています。公式発表は同時に、Pro・Max・Team・シート制 Enterprise の5時間あたりの利用上限を引き上げること、レート制限のリセットを保存して好きなときに使えるようにしたことも告知しています。Claude Code でのデフォルトモデルや既定の effort がどう変わったかは、今回確認した公式発表には明記がなく未確認です。

Claude Code ユーザーにとって実用的なのは、公式の移行ガイドが案内している Claude API スキルです。Claude Code で次のように実行すると、モデルIDの差し替えや破壊的変更への対応をコードベースに適用し、手動確認用のチェックリストを出してくれます。編集前に対象範囲の確認を求められます。

/claude-api migrate this project to claude-opus-5-5

安全性について、公式発表は次の点を挙げています。

  • 自動化された行動監査で、同社がこれまでにテストした中で最も良い結果だった
  • 境界を回避しようとする試みが、Opus 5 や Claude Mythos 5.1 と比べて約85%少なかった
  • リリース前に、Frontier Design と METR を含む外部の評価者によるテストを受けた
  • サイバーセキュリティ関連のタスクの大半は Opus 4.8 にルーティングされる
  • 生物学のセーフガードは Fable 5.1 と同等
  • ゼロデータ保持(ZDR)でも利用できる
  • 審査済み組織向けの Life Sciences Verification Program を新設し、Cyber Verification Program の対象に Opus 5.5 を加える

Fable 5 は30日間のデータ保持を要件としていたため、ZDR 環境で上位ティア級の性能が必要なケースでは、ZDR で使えると明記された Opus 5.5 が選択肢になります。Fable 系の経緯は Claude Fable 5 / Mythos 5 にまとめています。

API の呼び出し例

公式ドキュメントの例に沿った最小の cURL です。thinking フィールドは送らず、effort を明示しています。

cURL: Opus 5.5 の最小リクエスト
curl https://api.anthropic.com/v1/messages \
  -H "x-api-key: $ANTHROPIC_API_KEY" \
  -H "anthropic-version: 2023-06-01" \
  -H "content-type: application/json" \
  -d '{
    "model": "claude-opus-5-5",
    "max_tokens": 4096,
    "messages": [{
      "role": "user",
      "content": "Analyze the trade-offs between microservices and monolithic architectures"
    }],
    "output_config": {
      "effort": "medium"
    }
  }'

Python SDK で Opus 5 から移す場合の最小差分です。レスポンスの先頭に thinking ブロックが来るので、content[0].text のように位置で読まず、type で選びます。

Python: Opus 5 で思考を無効化していたルートの移行
import anthropic
 
client = anthropic.Anthropic()
 
# Before: Opus 5 では通るが Opus 5.5 では 400
# client.messages.create(
#     model="claude-opus-5",
#     max_tokens=16000,
#     thinking={"type": "disabled"},
#     messages=[{"role": "user", "content": "..."}],
# )
 
# After: thinking は送らず、effort で思考量を制御する
response = client.messages.create(
    model="claude-opus-5-5",
    max_tokens=16000,
    output_config={"effort": "low"},
    messages=[{"role": "user", "content": "..."}],
)
 
if response.stop_reason == "refusal":
    print("refused:", response.stop_details)
else:
    text = "".join(b.text for b in response.content if b.type == "text")
    print(text)

強制ツール使用を置き換える例です。auto と strict: true を組み合わせ、呼び出しがあったかを確認します。

Python: tool_choice の any / tool を置き換える
response = client.messages.create(
    model="claude-opus-5-5",
    max_tokens=1024,
    tools=[dict(tool, strict=True) for tool in tools],
    tool_choice={"type": "auto"},
    messages=[{
        "role": "user",
        "content": "What's the weather in Paris? Use the get_weather tool.",
    }],
)
if not any(block.type == "tool_use" for block in response.content):
    ...  # 再試行するか、テキスト回答として扱う

移行チェックリスト

Opus 5 からの移行で確認すべき点をまとめます。Opus 4.8 以前から移る場合は、Opus 5 の記事 の破壊的変更も併せて適用が必要です(ただし「effort high 以下なら思考を無効化できる」は Opus 5.5 には引き継がれません)。

  1. モデルIDを claude-opus-5 から claude-opus-5-5 へ差し替える(Bedrock は anthropic.claude-opus-5-5)
  2. thinking: {"type": "disabled"} と budget_tokens 指定をすべて削除し、effort で思考量を決める
  3. effort を明示する。デフォルトは medium で、Opus 5 の high より1段低い
  4. max_tokens を思考込みで見直す。xhigh / max なら 64k から始める
  5. レスポンスは位置ではなく type でブロックを選び、ツールループでは thinking ブロックを無変更で送り返す
  6. tool_choice の any / tool を、auto と strict: true、または structured outputs に置き換える
  7. Claude API / Google Cloud で computer use を使っているなら computer_toolset_20260801 に移行する(Bedrock は変更不要)
  8. 自前で messages を組み立てているなら、system・tools・過去メッセージを途中で編集しない append-only 構成にする
  9. ツール呼び出しの間の進捗を表示していたなら、display: "updates"(ベータ)か "summarized" を設定して描画する
  10. stop_reason: "refusal" を先に判定し、フォールバックを設定する。bio と reasoning_extraction カテゴリが増えている
  11. ルーターやフォールバックで他モデルへ移ると Opus 5.5 の思考ブロックが引き継がれない前提で設計する
  12. 選んだ effort でコストとレイテンシを計測し直す

まとめ

  • Claude Opus 5.5(2026年9月22日)は、モデルID claude-opus-5-5、入力 $4 / 出力 $20 でOpus 5 から値下げされた Opus ティアの新モデル
  • コンテキストは 1M トークン、最大出力 128k、ナレッジカットオフは2026年6月
  • キャッシュ読み取りは $0.20(基本入力の 0.05 倍)で、Opus 5 より60%安い
  • Opus 5 から見た破壊的変更は4つ。思考の無効化不可、強制ツール使用の廃止、思考ブロックのモデル・会話への紐づけ、computer use の toolset 限定(後者は Claude API と Google Cloud)
  • エラーにならない変更として、ツール間のテキストが thinking ブロックになること、effort のデフォルトが medium になること、安全分類器のカテゴリ追加がある
  • 公式ベンチマークでは多くの項目で Fable 5.1 を上回り、公式は「ほとんどの作業で Fable 5.1 に匹敵」と説明している
  • Claude API / Bedrock / Claude Platform on AWS / Google Cloud / Microsoft Foundry で提供。fast mode は Claude API のみで $8 / $40
  • Claude Sonnet 5.5 と Claude Haiku 5.5 は「今後数週間のうちに続く」と予告されている段階

単価が下がり性能も上がったので、Opus 5 を使っている人にとって移行しない理由は少ないモデルです。ただ、Opus 5 で「思考を切って速く・安く」運用していたルートや、tool_choice で強制呼び出しをしていたルートは、そのままでは動きません。まずは effort を明示したうえで、上のチェックリストを1つずつ潰していくのが安全です。上位モデルの助言を挟む構成を検討しているなら、advisor tool の記事 も併せてどうぞ。

参考リンク

Claude Opus 5 リリース - 思考デフォルトオンと effort、Opus 4.8 据え置き価格の中身

Claude Opus 5 リリース - 思考デフォルトオンと effort、Opus 4.8 据え置き価格の中身

約18分

2026年7月24日、AnthropicがClaude Opus 5をリリースしました。モデルIDは claude-opus-5、価格は入力$5/出力$25でOpus 4.8から据え置き。1Mコンテキスト、思考のデフォルトオン、effortがxhigh/maxまで使える点、xhigh以上で思考を無効化すると400になる破壊的変更、プロンプトキャッシュ最小長512トークン、会話途中のツール変更ベータ、Bedrock/Google Cloud/Foundryでの提供状況までを公式ドキュメントを一次ソースに整理します。

Claude Fable 5 とは何か - Opus を超える「Mythos クラス」を安全に公開する仕組み

Claude Fable 5 とは何か - Opus を超える「Mythos クラス」を安全に公開する仕組み

約22分

2026年6月9日に Anthropic が公開した Claude Fable 5 と Claude Mythos 5 を整理します。Opus の上に位置する新しい能力ティア「Mythos クラス」、Fable と Mythos の違い、Opus 4.8 へフォールバックするセーフガードの仕組み、価格と提供状況まで公式発表を一次ソースに解説。ローンチ3日後の6月12日に米政府の輸出規制指令で全アクセスが停止された経緯に加え、6月30日の規制解除・7月1日の全世界再提供(復活)、停止原因となったジェイルブレイク報告と改良された安全分類器、そして7月20日から適用されるプラン別の提供体系まで、最新情報に更新しました。