Cursor バージョンヒストリー - v0.1から3.23までの進化の軌跡

Cursor バージョンヒストリー - v0.1から3.23までの進化の軌跡

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Cursorは2023年3月に最初のバージョンをリリースして以来、AIを活用したコードエディタとして急速に進化を遂げてきました。本記事では、v0.1から、並列エージェント中心のインターフェースに刷新されたCursor 3、そして2026年10月時点の最新安定版である3.23系までの機能と変更点を、公式チェンジログをもとにまとめます。

NOTE

2026年10月8日時点の最新安定版は 3.23.23 です(公式ダウンロードAPIの stable トラックで確認)。公式チェンジログでバージョン番号が明記されているのは 3.11(2026年7月10日)までで、それ以降のエントリは機能名ごとの掲載になっています。そのため本記事では、3.11 まではバージョン単位で、それ以降は日付単位で主な更新を整理しています。

Cursorとは

Cursorは、VS Codeのフォークをベースに構築されたAIコードエディタです。AIとのペアプログラミングを中心に設計されており、コード補完、チャット、エージェント機能など、開発者の生産性を大幅に向上させる機能を提供しています。2026年4月のCursor 3以降は、複数のエージェントを並列に動かす「Agents Window」を中心としたインターフェースに移行し、クラウドエージェント、モバイルアプリ、コードホスティング(Origin)まで含む開発プラットフォームへと広がっています。

公式サイト: https://cursor.com/

最新バージョン: 3.23.23(2026年10月8日時点の安定版)

開発元のAnysphereは、2026年8月14日にSpaceXによる買収が完了し、SpaceXの完全子会社になっています(詳細は後述の「会社・製品の主な出来事」を参照)。

会社・製品の主な出来事

日付出来事出典
2025年12月19日コードレビュー基盤のGraphiteをCursorが買収することで最終合意したと発表(Graphiteは独立運営を継続)Cursor 公式ブログ
2026年3月4日Agent Client Protocol(ACP)経由でJetBrains IDE(IntelliJ IDEA、PyCharm、WebStormなど)から利用可能にチェンジログ
2026年4月SpaceXAI(公式ブログでの表記)とのモデル学習に関するパートナーシップを発表(具体的な日付は未確認)Cursor 公式ブログ
2026年6月16日SpaceXとAnysphere(Cursor)が合併契約(Agreement and Plan of Merger)を締結SpaceX の 8-K
2026年6月29日Cursor for iOS を全有料プランでpublic beta提供開始チェンジログ
2026年7月29日Cursor for iPad を全有料プランで提供開始チェンジログ
2026年8月12日SpaceXAIと共同でモデル Grok 4.6 を公開し、Cursorで利用可能にCursor 公式ブログ
2026年8月14日SpaceXによる買収が完了し、Cursorは同社の完全子会社に。対価はSpaceXのClass A普通株式で、Cursorの株式価値は600億ドルと算定Cursor 公式ブログ、SpaceX の 8-K

Cursor 3 の新機能(Agents Window、Design Mode など)については、別記事「Cursor 3 リリースまとめ」でも詳しく解説しています。

2026年のリリース

3.12以降(2026年7月〜10月)- バージョン番号を伴わない更新

3.11 以降、公式チェンジログの各エントリにはバージョン番号が付いていません。この期間に 3.12 から 3.23 までがリリースされていますが、各バージョンのリリース日と機能の対応は公式情報で確認できなかったため、ここではチェンジログの掲載日ごとに主な更新を並べます。

掲載日更新概要
7月17日Improvements to Cursor in SlackSlack上のCursorが作業前に計画を提示し、マルチリポジトリ環境でも動作
7月22日Cursor RouterAutoモードがリクエストごとに最適なモデルへ振り分けるルーターに。Cost / Balance / Intelligence の3モード
7月28日Cursor Startインド向けの月額649ルピーの新プラン(UPI決済対応)
7月29日Cursor, now on iPadiPad版を全有料プランで提供。iPhone版とあわせてインボックスとPRレビュー機能を追加
8月3日Google Workspace PluginsGmail、Google Drive、Google Calendar用のプラグイン
8月13日Cloud Agents Start 3x Faster with Builds開発環境をバックグラウンドで事前ビルドし、クラウドエージェントの起動を高速化
8月17日Origin Code HostingCursor自身によるコードホスティング「Origin」を全有料プランでearly beta提供
8月19日Cloud Agents and Cursor Harness ImprovementsPR・Slackスレッド・スケジュールを監視して自動で作業を再開する「Subscriptions」など
8月27日Start from scratch, without a repoリポジトリなしでクラウドエージェントを開始し、後からOriginリポジトリとして保存。Vercelへの公開にも対応
9月2日Self-hosted machines自社ネットワーク内のマシンでツール実行を完結。チーム用のワーカープールやLinux/Macでのcomputer useに対応
9月10日Cursor Projects機能開発や移行など大きな仕事を、コーディネーターエージェントが多数のサブエージェントに委任して進める(beta)
9月23日Rollouts and Security Reviewデプロイ後の変更の健全性を監視する Rollouts と、PRごとに悪用可能なバグを報告する Security Review(Teams/Enterprise)
10月6日Remote control for local agents手元のPCで動くローカルエージェントをiOSアプリから確認・返信(Enterprise以外はデフォルト有効)

公式チェンジログでバージョン番号が明記された最後のリリースです(チェンジログ)。

  • Side Chats: /side、/btw、またはチャットパネル上部のプラスボタンで、メインの会話を止めずに脇道の質問や調査ができるサイドチャットを開けます。メインチャットの文脈を引き継ぎ、後から@メンションで内容を戻すことも可能です
  • Conversation Search: Agents WindowでコマンドパレットCmd+Kからエージェントの会話履歴を全文検索。会話内はCmd+Fで検索できます
  • プロジェクト/リポジトリピッカーの刷新: GitHub、GitLab、Azure DevOpsへの接続をピッカー内で完結
  • クラウドエージェント用の新しいフック: beforeSubmitPrompt、afterAgentResponse、subagentStart など、会話そのものを観察・制御するフックを追加

v3.10(2026年6月30日)- MCPs and Organizations in Team Marketplaces

  • 管理者が設定したTeam MCPサーバーを、クラウドエージェント、Agents Window、IDE、CLIにまとめて配布可能に
  • チームマーケットプレイスへのアクセスを組織グループ単位で制限可能に

v3.9(2026年6月22日〜29日)- Customize Cursor, Cursor for iOS

  • Customize ページ: プラグイン、スキル、MCP、サブエージェント、ルール、コマンド、フックをユーザー/チーム/ワークスペース単位で一元管理(チェンジログ)
  • Marketplace leaderboard: チーム内で人気のプラグイン・スキル・MCPを表示
  • Cursor Mobile App for iOS(public beta): スマートフォンからクラウドエージェントを起動・管理。Remote Controlでデスクトップのエージェントを操作し、Live Activitiesやプッシュ通知で状況を確認できます(チェンジログ)

v3.8(2026年6月18日)- Improvements to Cursor Automations

  • /automate スキルで、ローカルのエージェントセッションから自然言語でオートメーションを作成
  • Slackの絵文字リアクションをトリガーに追加
  • GitHubトリガーを5種類追加(Issueコメント、PRレビューコメント、ワークフロー完了など)
  • オートメーションから起動したクラウドエージェントがcomputer useでデモを作成可能に

v3.7(2026年6月4日〜17日)- Design Mode, Cloud Subagents

  • Canvas Design Mode: キャンバス上のUI要素を選択・注釈して編集を指示。コンテキスト使用量をキャンバスのレポートで可視化(チェンジログ)
  • Design Mode の改善: ブラウザ上で複数要素の同時選択、音声による指示に対応
  • Cloud Environment Setup: クラウド開発環境のセットアップをエージェントが支援し、スナップショットとして再利用
  • Cloud subagents: /in-cloud で専用VM上にクラウドサブエージェントを起動。/babysit でPRのマージ準備を任せられます(チェンジログ)

v3.6(2026年5月29日)- Auto-review Run Mode

承認プロンプトを減らしつつ安全に長時間作業させるための実行モードです。Shell、MCP、Fetchのツール呼び出しが対象で、許可リストにある呼び出しは即実行、サンドボックス化できるものはサンドボックスで実行し、それ以外は分類用のサブエージェントが「許可」「別の方法を試す」「ユーザーに確認」を判断します(チェンジログ)。

v3.5(2026年5月20日)- Shared Canvases and /loop Skill

  • Shared Canvases: エージェントが作ったレポートやダッシュボードなどのキャンバスを、リンクでチームに読み取り専用共有(Pro/Teams/Enterprise)
  • /loop スキル: 一定間隔や条件達成までプロンプトを繰り返し実行(例: 5分ごとにデプロイ状況を確認、テストが通るまで作業を継続)
  • Automations の改善: Agents Windowからオートメーションを管理でき、複数リポジトリやリポジトリなしのオートメーションに対応

v3.4(2026年5月13日)- Full-screen Tabs and Compact Chats

  • Full-screen tabs: ファイル、差分、キャンバス、PR、ブラウザ、ターミナルを作業領域いっぱいに表示(Cmd/Ctrl+Shift+M)
  • Compact chat responses: ツール呼び出しの表示密度を Compact / Balanced / Detailed から選択
  • クラウドエージェント用の開発環境: マルチリポジトリ環境、Dockerfileベースの構成(ビルドシークレット対応)、環境ごとのバージョン履歴と監査ログ

v3.3(2026年5月6日〜7日)- PR Review, Build in Parallel, Split PRs

  • PR review: Cursor 3内でPRの作成からマージまでを完結(Reviews / Commits / Changes タブ)
  • Build in Parallel: プランの独立した部分を非同期サブエージェントで同時実行
  • Split changes into PRs: マルチタスクで作った変更を論理単位のPRに分割
  • Context Usage Breakdown: ルール、スキル、MCP、サブエージェントごとのコンテキスト使用量を表示

v3.2(2026年4月24日)- Multitask, Worktrees, and Multi-root Workspaces

  • /multitask: リクエストをキューに積まず、非同期サブエージェントで並列処理
  • Worktrees: ブランチごとに隔離したタスクをバックグラウンドで実行し、ワンクリックでローカルに移動
  • Multi-root workspaces: 1つのエージェントセッションで複数フォルダ(フロントエンド、バックエンド、共有ライブラリなど)をまたいだ変更が可能に

v3.1(2026年4月13日)- Tiled Layout and Upgraded Voice Input

  • Tiled layout: 画面をペインに分割し、複数エージェントを並べて管理
  • 音声入力の改善: 録音全体をバッチで文字起こしし精度を向上(Ctrl+M長押し)
  • 空の状態からブランチを選んでクラウドエージェントを起動、差分から該当行へジャンプ
  • 4月15日には、エージェントがダッシュボードなどの対話的な「Canvases」で回答する機能が追加され、Cursor 3.1で利用できると案内されています(チェンジログ)

v3.0(2026年4月2日)- New Cursor Interface

Cursor 3として、インターフェースが大きく刷新されたメジャーリリースです(チェンジログ)。

  • Agents Window: ローカル、worktree、クラウド、リモートSSHをまたいで多数のエージェントを並列実行する新しいインターフェース。従来のIDE画面にいつでも戻れ、同時に開くこともできます
  • Design Mode: ブラウザ上のUI要素を直接選択・注釈してエージェントに指示
  • Agent Tabs: エディタで複数のチャットを横並びやグリッドで表示
  • エディタ側の従来のworktree / best-of-n選択は非推奨に

詳しくは「Cursor 3 リリースまとめ」を参照してください。

バージョン番号の付かない主な発表(2026年2月〜6月)

掲載日更新概要
2月12日Long-running Agents(research preview)長時間の自律作業向けエージェントをUltra/Teams/Enterpriseで提供
2月24日Cloud Agents with Computer Useクラウドエージェントが専用VMで自作ソフトを操作し、動画やスクリーンショット付きのPRを作成
2月26日Bugbot AutofixBugbotが見つけた問題をクラウドエージェントで自動修正
3月5日AutomationsスケジュールやSlack、Linear、GitHub、PagerDuty、Webhookをトリガーに動く常駐エージェント
3月19日Composer 2独自コーディングモデルの第2世代
3月25日Self-hosted Cloud Agentsコードとツール実行を自社ネットワーク内に閉じたクラウドエージェント
4月29日Cursor SDKCursorと同じランタイム・ハーネスでエージェントを構築できるTypeScript SDK(@cursor/sdk)
4月30日Cursor Security Review(beta)PRごとの脆弱性チェックを行う Security Reviewer と Vulnerability Scanner(Teams/Enterprise)
5月11日Cursor in Microsoft Teams / Bugbot Effort LevelsTeamsのチャンネルで@Cursorにタスクを依頼。BugbotのレビューのEffort(推論量)を設定可能に
5月18日Composer 2.5Composer 2から知性と振る舞いを大きく改善し、長時間タスクや複雑な指示への追従性が向上
5月19日Cursor in JiraJiraの作業項目をCursorに割り当て、クラウドエージェントがPRを作成
6月3日Organizations for Cursor Enterprise複数のCursorチームを1つの組織でまとめて管理(Enterprise向けにGA)
6月10日Bugbot の改善Composer 2.5ベースになり、平均レビュー時間が約5分から約90秒に。コスト約22%減、検出バグ10%増(公式発表値)

v2.6(2026年3月3日)- MCP Apps and Team Marketplaces for Plugins

公式チェンジログ上は、2.6 の次のバージョンは 3.0 です(チェンジログ)。

  • MCP Apps: Amplitudeのチャート、Figmaの図、tldrawのホワイトボードなど、対話的なUIをエージェントチャット内に表示
  • Team marketplaces: Teams/Enterpriseプランで、社内向けのプライベートプラグインを配布
  • Debug modeが毎ターン後に不要な計装コードを片付けるように

v2.5(2026年2月17日)- Plugins, Sandbox Access Controls, and Async Subagents

  • Plugins と Cursor Marketplace: スキル、サブエージェント、MCPサーバー、フック、ルールを1つにまとめてインストールできるプラグイン。初期パートナーはAmplitude、AWS、Figma、Linear、Stripeなど(チェンジログ)
  • サンドボックスのネットワーク制御: エージェントがサンドボックス内で接続できるドメインを sandbox.json で制御。Enterprise管理者は組織全体の許可/拒否リストを強制可能
  • Async subagents: サブエージェントが非同期で動き、親エージェントは作業を継続。サブエージェントがさらにサブエージェントを起動するツリー構造にも対応
  • Planモードから「Build in Cloud」でクラウドエージェントに実行を引き渡し可能に

v2.4(2026年1月22日)- Subagents, Skills, and Image Generation

2026年最初のバージョンで、複雑なタスクを効率的に処理するための新機能が追加されました。

Subagents(サブエージェント)

親Agentのタスクを分割して処理する独立した子Agentです。

  • 並列実行で全体の実行速度が向上
  • 各サブエージェントが独自のコンテキストを使用
  • カスタムプロンプト、ツールアクセス、モデルを個別に設定可能
  • デフォルトでコードベースリサーチ、ターミナルコマンド実行、並列作業ストリーム用のサブエージェントを搭載

Skills(スキル)

SKILL.mdファイルでドメイン固有の知識とワークフローを定義できます。

SKILL.md
# データベース移行スキル
 
## 手順
1. バックアップを作成
2. マイグレーションファイルを生成
3. テスト環境で実行
4. 本番環境に適用

常時有効なrulesと比較して、動的なコンテキスト検出や手順ベースの「How-To」ガイドに適しています。

Image Generation(画像生成)

テキストまたは参照画像から、Google Nano Banana Proモデルで画像を生成できます。

  • インラインプレビューで確認
  • assets/フォルダに自動保存
  • UIモックアップやアーキテクチャ図の作成に便利

Cursor Blame(Enterprise)

従来のgit blameをAI帰属情報で拡張。AI生成コードと人間作成コードを区別し、各行が生成された会話の要約にリンクします。

Agent確認質問

すべての会話でAgentが確認質問を行えるようになりました。応答待ち中もファイル読み取り・編集・コマンド実行を継続できます。

CLI更新(2026年1月16日)- CLI Agent Modes and Cloud Handoff

CLIにエディタの人気機能が多数導入されました。

機能コマンド説明
Plan Mode/plan または --mode=planコーディング前のアプローチ設計
Ask Mode/ask または --mode=ask変更なしのコード閲覧・質問
Cloud Handoffメッセージ先頭に &Cloud Agentに送信して離席中も処理継続

CLI更新(2026年1月8日)- New CLI Features

  • agent modelsコマンドでモデル一覧/選択
  • /rulesコマンドでルール生成・管理
  • /mcp enable//mcp disableでMCPサーバー切り替え

2025年のリリース

v2.3(2025年12月22日)- Layout Customization and Stability

ホリデーリリースとして、安定性改善に集中したバージョンです。

4つのデフォルトレイアウトが追加されました。

レイアウト用途
agentAgent中心の作業
editor従来のエディタ中心
zen集中モード
browserブラウザ連携作業

レイアウト切り替えはCmd + Option + Tabで行えます。

v2.2(2025年12月10日)- Debug Mode, Multi-Agent Judging

Debug Mode

ランタイムログ計装でバグの再現・根本原因を特定する機能です。スタック、言語、モデルを横断して動作します。

Browser Layout/Style Editor

新しいブラウザサイドバーとコンポーネントツリーで、リアルタイムCSS編集が可能になりました。

Multi-Agent Judging

並列Agent実行後に自動評価を行い、最適なソリューションを推奨します。

v2.1(2025年11月21日)- AI Code Review, Instant Grep

  • Improved Plan Mode: 明確化質問に対するインタラクティブUI
  • AI Code Reviews: エディタ内で直接バグ検出・修正
  • Instant Grep(Beta): Agentのgrepコマンドが即時実行

v2.0(2025年10月29日)- New Coding Model and Agent Interface

Cursor 2.0は大きな転換点となったメジャーリリースです。

Multi-Agents

最大8エージェントを並列実行可能に。git worktreeまたはリモートマシンでファイル競合を回避します。

Composer

独自のエージェント向けコーディングモデルが導入されました。同等知性モデルの4倍高速です。

その他の主要機能

  • Browser(GA): エディタ内埋め込み対応
  • Sandboxed Terminals(GA): macOSでセキュアサンドボックス実行
  • Voice Mode: 音声でAgent制御
  • Team Commands: ダッシュボードでチーム用カスタムコマンド定義

v1.7(2025年9月29日)- Browser Controls, Plan Mode, Hooks

  • Browser Controls: スクリーンショット取得、UI改善、デバッグ
  • Plan Mode: 複雑タスク前に詳細計画作成
  • Hooks(Beta): カスタムスクリプトでAgentループの監視・制御
  • Team Rules: ダッシュボードからグローバルルール定義

v1.6(2025年9月12日)- Slash commands, MCP Resources

Slash Commands例
/summarize  # オンデマンド要約でコンテキストウィンドウ解放
/lint       # リンター実行(カスタムコマンド)
/pr         # PR作成(カスタムコマンド)

カスタムスラッシュコマンドは.cursor/commands/[command].mdに保存されます。

v1.5(2025年8月21日)- Linear integration, OS notifications

  • LinearからBackground Agent直接起動
  • Agent完了・入力要求時にネイティブOS通知
  • MCP Elicitationサポート

v1.4(2025年8月6日)- Improved Agent tools

ツール改善点
Read file2MB上限撤廃、フルファイル読み取り
Listディレクトリツリー全体を1回で探索
Grepマッチング精度向上
Codebase Searchランキングとインデックス改善
Web Search軽量モデルで関連性の高い結果

v1.3(2025年7月29日)- Shared terminal with Agent

  • Agentがネイティブターミナルを使用可能
  • 会話終了時にコンテキストウィンドウ使用量表示
  • Search & Replace編集25%高速化

v1.2(2025年7月3日)- Agent Planning, Faster Tab

  • Agent To-dos: 構造化To-Doリストで長期タスク管理
  • Memories(GA): 会話からの記憶保存・参照が正式版に
  • PR Indexing & Search: PRのインデックス化とセマンティック検索
  • Faster Tab: 補完約100ms高速化、TTFT 30%短縮

v1.1(2025年6月12日)- Background Agents in Slack

Slackで@CursorメンションしてBackground Agentを起動できるようになりました。スレッド読み取り、GitHub PR作成まで自動化可能です。

v1.0(2025年6月4日)- Bugbot, Background Agent for everyone

Cursor 1.0は重要なマイルストーンとなりました。

機能説明
Bugbot自動PRレビュー、GitHub上でバグ検出
Background AgentリモートAgent実行が全ユーザーに開放
Jupyter Notebook対応Agentがセル作成・編集
Memories(Beta)プロジェクトごとの会話記憶保存
MCP One-Click InstallワンクリックMCPセットアップ

v0.50(2025年5月15日)- Simplified Pricing, Background Agent Preview

  • 統一リクエストベース価格モデル導入
  • Max Modeで全トップモデル対応
  • Background Agent(Preview)でリモート並列実行

v0.49(2025年4月15日)- Rules generation, MCP images

  • /Generate Cursor Rulesで会話からルール自動生成
  • MCPでの画像コンテキスト対応
  • 新モデル追加: Gemini 2.5 Pro/Flash、Grok 3/3 Mini、GPT-4.1、o3、o4-mini

v0.48.x(2025年3月23日)- Chat tabs, Custom modes

  • Chat Tabs: Cmd+Tで新タブ作成、複数会話並行管理
  • Custom Modes(Beta): カスタムモード作成可能
  • Faster Indexing: 大規模リポジトリで20分から1分以下に

v0.47.x(2025年3月11日)- Reliability improvements

  • メモリ使用量とパフォーマンス改善
  • 新テーマ: Cursor Dark、Cursor Midnight、Cursor Dark (High Contrast)
  • グローバルMCP設定(~/.cursor/mcp.json)
  • Sonnet 3.7 thinking対応(2リクエスト消費)

v0.46.x(2025年2月19日)- Agent is ready and UI refresh

Chat、Composer、AgentがAgentに統合された重要なリリースです。

  • Agent as Default: 統合されたAgentがデフォルトモードに
  • UI Refresh: 新テーマ、@コンテキストメニュー簡素化
  • Web Search: Agentが自動でWeb検索
  • .cursorignoreと.cursorindexingignore対応

v0.45.x(2025年1月23日)- .cursor/rules, DeepSeek models

  • .cursor/rules: リポジトリレベルのルールディレクトリ
  • DeepSeek R1 & DeepSeek v3モデルサポート
  • Agentが最近の変更を認識
  • MCPサポート追加

2024年のリリース

v0.44.x(2024年12月17日)- Agent Improvements, Yolo Mode

  • Yolo Mode: ターミナルコマンド自動実行
  • Agentがリンターエラーを読み取り自動修正
  • Cursor Tabの大規模編集対応

v0.43.x(2024年11月24日)- New Composer UI, Agent

Composerがサイドバーに移動し、インラインDiff表示に対応。初期Agent機能が導入されました。

  • 初期Agent: コンテキスト自動選択、ターミナル使用
  • Git Commit Message自動生成
  • Bug Finder(Beta)

v0.42.x(2024年10月9日)- Composer History, @Lint Errors

  • Composer履歴の永続化
  • @Lint Errorsサポート復活
  • VS Code 1.93.1ベース

v0.40.x(2024年8月22日)- New Chat UX, Default-On Composer

  • 新しいChat UX
  • ComposerがPro/Businessユーザーにデフォルト有効
  • 新しいCursor Tabモデル(スマート、コンテキスト認識)

v0.38.x(2024年7月23日)- Claude 3.5 Sonnet default

  • Claude 3.5 Sonnetがデフォルトモデルに
  • Copilot++ Chunked Streaming(Beta)
  • VS Code 1.91.1ベース

v0.37.x(2024年7月13日)- Composer (beta)

Composerの登場はCursorの大きな転換点でした。マルチファイル編集機能が実験的に導入されました。

Cmd+I(Mac)/ Ctrl+I(Windows)でComposerを起動

v0.36.x(2024年7月3日)- Instant Applies, Docs Management

  • チャットコードブロックの即時適用
  • ドキュメント管理・再インデックス機能

v0.35.x(2024年6月8日)- Cursor Prediction default, Remote Tunnels

  • Cursor Predictionがデフォルト有効
  • Remote Tunnelサポート
  • GPT-4oがデフォルトモデル(0.35.1)

v0.34.x(2024年5月26日)- Gemini 1.5 Flash, GPT-4o

  • Gemini 1.5 Flash(長コンテキストモード)
  • GPT-4oサポート
  • Copilot++の部分補完機能

v0.32.x(2024年4月12日)- .cursorrules

  • .cursorrulesファイルでリポジトリレベルのAIルール設定
  • GPT-4 Turbo(gpt-4-turbo-2024-04-09)サポート
  • Cursor Help Pane(Beta)

2023年のリリース(初期版)

v0.2.0(2023年4月6日)- アーキテクチャ変更

CodemirrorベースからVS Codeフォーク(VSCodium)に移行。この変更により、VS Codeの成熟したテキスト編集機能を活用しながら、AI機能の開発に集中できるようになりました。

v0.1.x(2023年3月)- 初期リリース

バージョン発表日主な機能
v0.1.2-0.1.33月18日初期リリース、基本AIチャット
v0.1.53月23日AIチャット履歴保存
v0.1.73月25日ファジーファイル検索
v0.1.93月27日ターミナル機能、有料プラン導入

主要モデル対応履歴

Cursorは様々なAIモデルをサポートしてきました。

時期モデル備考
2024年4月GPT-4 Turbo
2024年5月GPT-4oデフォルト化
2024年5月Gemini 1.5 Flash長コンテキストモード
2024年7月Claude 3.5 Sonnetデフォルト化
2025年1月DeepSeek R1, v3
2025年3月Sonnet 3.7Thinking対応
2025年4月Gemini 2.5 Pro/Flash
2025年4月Grok 3/3 Mini
2025年4月GPT-4.1, o3, o4-mini
2025年10月Composer独自モデル
2026年1月Google Nano Banana Pro画像生成
2026年3月Composer 2独自モデル第2世代
2026年5月Composer 2.5独自モデル。6月からBugbotにも採用
2026年7月Cursor RouterAutoモードのモデル自動振り分け
2026年8月Grok 4.6SpaceXAIと共同で公開

機能の進化まとめ

コード補完の進化

Copilot++ → Cursor Tab → Fusion Tab Model
  • 2024年: Copilot++でAI補完
  • 2024年8月: Cursor Tabにリネーム、スマート化
  • 2025年1月: Fusion Tab Model(ジャンプ、長コンテキスト対応)
  • 2025年5月: マルチファイル変更提案

Agent機能の進化

Chat → Composer → Agent → Subagents → Agents Window → Projects
  • 2023年: 基本的なAIチャット
  • 2024年7月: Composer(マルチファイル編集)
  • 2024年11月: 初期Agent(コンテキスト自動選択)
  • 2025年2月: Agent統合(Chat/Composer/Agentが一体化)
  • 2025年6月: Background Agent(リモート実行)
  • 2026年1月: Subagents(並列処理)
  • 2026年2月: Async subagents、Cloud Agents with Computer Use
  • 2026年4月: Cursor 3のAgents Window(並列エージェント中心のUI)
  • 2026年6月: Cloud subagents(/in-cloud)、iOSアプリからの操作
  • 2026年9月: Cursor Projects(コーディネーターエージェントがサブエージェントに委任)

ルール・設定の進化

.cursorrules → .cursor/rules → SKILL.md → Plugins
  • 2024年4月: .cursorrulesファイル
  • 2025年1月: .cursor/rulesディレクトリ
  • 2026年1月: SKILL.mdでスキル定義
  • 2026年2月: スキル、MCP、フック、ルールをまとめたPluginsとCursor Marketplace
  • 2026年6月: Customizeページで各種設定を一元管理

今後の展望

Cursorの進化の方向性を見ると、以下のトレンドが見えてきます。

  1. マルチエージェント化: 単一のAIから、複数のAIが協調する方向へ
  2. 自律性の向上: 人間の介入を減らし、AIがより多くの判断を行う
  3. 統合の深化: IDE、ブラウザ、ターミナル、外部サービスとの連携強化
  4. エンタープライズ対応: セキュリティ、監査、チーム機能の充実

まとめ

Cursorは2023年3月の初期リリースから約3年半で、シンプルなAIチャットエディタから、Agents Windowで多数のエージェントを並列に動かし、クラウドエージェント、モバイルアプリ、コードホスティングまでを備えたAI開発プラットフォームへと進化しました。2026年8月にはSpaceXによる買収が完了し、会社としても大きな転換点を迎えています。

特に重要なマイルストーンは以下の通りです。

  • v0.37(2024年7月): Composerの導入でマルチファイル編集が可能に
  • v0.46(2025年2月): Chat/Composer/AgentがAgentに統合
  • v1.0(2025年6月): Bugbot、Background Agent全員開放、Memories
  • v2.0(2025年10月): 独自Composerモデル、Multi-Agent、Voice Mode
  • v2.4(2026年1月): Subagents、Skills、Image Generation
  • v2.5(2026年2月): Plugins と Cursor Marketplace、Async subagents
  • v3.0(2026年4月): Agents Window と Design Mode によるインターフェース刷新
  • v3.11(2026年7月): Side Chats。チェンジログでバージョン番号が明記された最後のリリース
  • 2026年8月〜10月(3.12〜3.23系): Origin、Self-hosted machines、Cursor Projects、Rollouts と Security Review、ローカルエージェントのRemote control

今後もCursorの進化に注目です。


参考リンク:

Claude Code バージョンヒストリー - v0.2からv2.1までの進化の軌跡

Claude Code バージョンヒストリー - v0.2からv2.1までの進化の軌跡

約67分

Anthropicが開発したAIコーディングエージェント「Claude Code」の進化を、v0.2の初期リリースから2026年10月時点の最新v2.1.293まで整理します。2026年2月以降は月別に、Opus 4.6〜5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5への対応、動的ワークフロー、auto モード、エージェントビュー、Claude Mods などの主な変更をまとめています。

GitHub Copilot が従量課金(AI Credits)へ移行 - トークン課金の仕組みとコスト管理

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約10分

GitHub Copilot が2026年6月1日に従量課金(usage-based billing)へ移行しました。プレミアムリクエスト方式は廃止され、1クレジット=$0.01 の GitHub AI Credits をモデル×トークン量で消費する方式に。プラン別のクレジット量、モデル別レート、旧方式との違い、コードレビューが GitHub Actions 分も消費する点、そして「メーターショック」を防ぐ予算設定(使用停止の明示)まで、GitHub 公式ブログ・Docs を一次ソースに整理します。

Apple Foundation Models 2026 - Swift から Claude/Gemini も呼べるオンデバイスAI

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約8分

WWDC 2026 で発表された Apple の Foundation Models フレームワークの新機能を整理します。オンデバイスモデルの画像入力対応、Private Cloud Compute 上のサーバーモデル(32,000トークン・推論対応・認証不要)、そして新しい LanguageModel プロトコルによって Claude や Gemini を同じ Swift API から差し替えで呼べる統合、Dynamic Profiles によるマルチエージェント、無料アクセスの条件まで、Apple 公式情報をもとにまとめます。

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